【競技かるた】最年少クイーンは誰?楠木早紀さんの驚きの実力と経歴

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競技かるたの最年少クイーンはどんな人?

歴代のクイーンを知りたい。

最年少クイーンの経歴は?

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競技かるたの世界において、クイーン位は女性選手が目指す最高峰の称号です。中でも「最年少クイーン」というタイトルは、若くして競技かるたの頂点に立った才能の証です。

この記事では、競技かるたクイーンの称号について、その基準や歴史、そして史上最年少でこの栄誉を手にした楠木早紀さんの輝かしい軌跡と彼女の強さの秘訣を詳しく解説していきます

かるたに情熱を注ぐすべての人、そして最年少クイーンの楠木早紀さんに関心を持つ人に、この記事がかるたの魅力と選手たちの情熱を伝える窓口となれば幸いです。

目次

【競技かるた】最年少クイーンとは何か?その基準や歴史を解説

競技かるたのクイーンとはどのような称号なのか?

競技かるたのクイーンとは、小倉百人一首を用いた競技かるたにおいて、女性の日本一に与えられる称号です!

毎年1月に近江神宮(近江勧学館)で開催される一般社団法人全日本かるた協会が主催の「名人位・クイーン位決定戦」で、勝利した者がクイーンとなります。

クイーン位決定戦は、競技かるたの最高峰の大会であり、予選には毎年多くの選手が参加しています。

クイーン位を獲得することは、女性の競技かるた選手としての最高の栄誉とされています。

競技かるたのクイーンになるために必要な条件とは何か?

競技かるたのクイーンになるために必要な条件は、以下の3つです。

  • 女性であること
  • 全日本かるた協会のA級四段以上であること
  • 名人位・クイーン位決定戦で勝つこと

女性であること

競技かるたのクイーンは、女性の日本一に与えられる称号です。そのため、女性であることが必須条件となります。

男性の日本一には名人の称号が与えられます。

全日本かるた協会のA級四段以上であること

全日本かるた協会が定める競技かるたの段位において、A級四段以上の段位の取得が条件です。

A級四段以上の段位を取得するには、全国競技かるた大会で基準を満たす勝利が必要になります。

名人位・クイーン位決定戦に勝つこと

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予選大会

人位・クイーン位決定戦の予選は、以下の2つの地域に分かれて開催されます。

  • 東日本予選
  • 西日本予選

予選大会は、トーナメント形式で行われ、各地区の優勝者が挑戦者決定戦に進出します。

※各予選の定員は32名で、定員をオーバーした場合は段位の高い順に選出されます。年齢や居住地などの制限はありません。

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挑戦者決定戦

挑戦者決定戦は、3番勝負で行われ、先に2勝した選手がクイーン位決定戦への挑戦権を獲得します。

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名人位・クイーン位決定戦

決定戦は前年の勝者であるクイーンと、予選大会を勝ち抜いた挑戦者が対戦します。

5番勝負で行われ、先に3勝した選手がその年の競技かるたのクイーンとなります。

競技かるたの歴代のクイーン(2001年以降)

年度クイーン
200145渡辺令恵
200246渡辺令恵
200347齊藤裕理
200448荒川裕理(旧姓:齊藤)
200549楠木早紀
200650楠木早紀
200751楠木早紀
200852楠木早紀
200953楠木早紀
201054楠木早紀
201155楠木早紀
201256楠木早紀
201357楠木早紀
201458楠木早紀
201559坪田翼
201660坪田翼
201761鶴田紗恵
201862山下恵令
201963山下恵令
202064本多恭子
202165山添百合
202266山添百合
202367山添百合
202468井上菜穂

【競技かるた】最年少クイーンになった人物は誰?その実力や経歴を紹介

競技かるたの最年少クイーンに輝いた人物のプロフィール

  • 名前:楠木早紀
  • 生年月日:1989年5月8日
  • 出身地:大分県中津市
  • 段位:六段
  • 2005年に15歳(中学3年生)で史上最年少でクイーンとなる
  • 2009年に5連覇を達成し、史上最年少で3人目の永世クイーンとなる
  • 2014年1月に10連覇を達成する
  • 2014年4月に福岡県の小学校に勤務
  • 2014年9月にクイーン決定戦を辞退する

楠木早紀さんが最年少クイーンになるまでの道のりやエピソード

楠木早紀さんが競技かるた最年少クイーンになるまでの道のりは、決して平坦なものではありませんでした。

楠木さんは、小学3年生の時にいとこに誘われてかるた教室に通い始めました。当時は、まだかるたのことは何も知らず面白くなかったそうです。

ところが初めて参加した大会で優勝してトロフィーをもらえたことと、両親や祖父母が喜んでくれたことで、競技かるたの練習に励むようになりました。

中学1年生の頃には、すでにA級の大会で優勝するほどの実力をつけていました。しかし、中学2年生の時に出場したクイーン位西日本予選では一回戦で負けてしまいました。

そして、中学3年生のクイーン位予選の前には父にやめたいと言ったそうです。父からは「負けたらやめてもいい」と言われて、最後だと思ってのぞんだ西日本予選で勝ち進み、決勝の相手はなんと中学2年生の西日本予選一回戦で負けた相手でした。

試合は運命戦(自陣も相手陣も札が残り1枚の状態)までもつれましたが、自陣の札が読まれて勝利しました。この時にかるたを続ける決意をしたそうです。

まさに運命ですね!

その後の東日本の代表にも勝利し、第49期クイーン位決定戦は2連勝して、史上最年少の15歳でクイーンとなりました。

その後もクイーン位決定戦を勝ち続けました。第53期クイーン位決定戦で勝利し、5連覇を達成すると、史上最年少で3人目の永世クイーンとなりました。

第58期クイーン位決定戦で勝利して、10連覇を達成しました。クイーン位決定戦で無敗のまま、第59期クイーン位決定戦の出場を辞退しました。

楠木早紀さんの強さの秘訣

徹底した自己分析

楠木さんは、徹底的に自己分析をしていました!

練習風景を動画で撮って、自分の問題点をチェックしました。相手の分析よりも自分を分析し、磨きました。自分のペースでかるたができれば勝てるという考えからです。

継続的な努力

楠木さんは、常に上を目指して、努力を続けました。払いの練習は何百回も行い、記憶の練習も続けました。

クイーンになってからも基礎的な練習を積み重ねました!

また、試合前には、集中力を高めるために、入念な準備を行っていました。

楠木さんは、強さは単なる才能ではなく、徹底した自己分析、そして継続的な努力によって培われたものと言えるでしょう。

楠木早紀さんは現在どのような活動をしているか

楠木早紀さんは、2014年の10連覇を達成した年に、福岡県の小学校に教諭として勤務しました。

楠木さんは、競技かるたの経験を活かして、かるたの普及に取り組んでいます。小学校で児童にかるたを教えたり、講演会を開くなどかるたの普及に大きく貢献しています。

また、かるたに関する書籍を執筆したり、テレビなどのメディアにかるたの魅力や経験を伝えています。

2023年7月22日(土)に小倉百人一首競技かるた第45回全国高等学校選手権大会の団体戦が開催され、びわ湖大津館では「楠木早紀永世クイーンによるレベルアップ講座・パブリックビューイング」が行われました。
レベルアップ講座には子供と一緒に参加させていただきました。暗記練習、構え方、払い練習などとても分かりやすく説明していただきました。基礎が大事なことは理解しているつもりでしたが、全然理解できていなかったことを痛感しました。子供もかなり影響を受けたようで、今もその時の動画を見直しては、暗記練習や払い練習を続けています。

出典 小倉百人一首競技かるた 第45回全国高等学校選手権大会パンフレット

まとめ|【競技かるた】最年少クイーンの楠木早紀さんの凄さを知ろう

この記事のおさらい
  • 競技かるたのクイーンは女性の日本一に与えられる称号
  • クイーン位決定戦は毎年1月に近江神宮で開催
  • クイーンになるためにはA級四段以上であることが条件
  • 予選を通過し名人位・クイーン位決定戦に出場することが必要
  • 予選は東日本予選と西日本予選に分かれて開催
  • 予選大会はトーナメント形式で行われる
  • 挑戦者決定戦は3番勝負で、2勝した選手がクイーン位決定戦に進む
  • 最年少クイーンは2005年に15歳で楠木早紀が史上最年少で獲得
  • 楠木早紀は2009年に史上最年少で永世クイーンになる
  • 楠木早紀は2014年に10連覇を達成
  • 楠木早紀は小学校の教諭としてかるたの普及に努めている
  • 楠木早紀はかるたに関する書籍を執筆し、講演会を開くなどしている
  • 楠木早紀の強さは徹底した自己分析と継続的な努力による
  • 楠木早紀は練習風景を動画で撮り、問題点をチェックしていた

楠木さんは、競技かるたの歴史において、最も偉大な選手の一人として語り継がれることでしょう。

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