カテゴリーごとの投稿
- 百人一首
- 百人一首『92番』わが袖は 潮干に見えぬ 沖の石の 人こそ知らね 乾く間もなし(二条院讃岐)
- 百人一首『91番』きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに 衣かたしき ひとりかも寝む(後京極摂政前太政大臣)
- 百人一首『90番』見せばやな 雄島のあまの 袖だにも ぬれにぞぬれし 色はかはらず(殷富門院大輔)
- 百人一首『89番』玉の緒よ たえなばたえね ながらへば 忍ぶることの 弱りもぞする(式子内親王)
- 百人一首『88番』難波江の 芦のかりねの ひとよゆゑ みをつくしてや 恋ひわたるべき(皇嘉門院別当)
- 百人一首『87番』村雨の 露もまだひぬ 槇の葉に 霧立ちのぼる 秋の夕暮れ(寂蓮法師)
- 百人一首『86番』なげけとて 月やは物を 思はする かこち顔なる わが涙かな(西行法師)
- 百人一首『85番』夜もすがら 物思ふころは 明けやらで 閨のひまさへ つれなかりけり(俊恵法師)
- 百人一首『84番』ながらへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき(藤原清輔朝臣)
- 百人一首『83番』世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる(皇太后宮大夫俊成)
- 百人一首『82番』思ひわび さても命は あるものを 憂きに堪へぬは 涙なりけり(道因法師)
- 百人一首『81番』ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば ただ有明の 月ぞ残れる(後徳大寺左大臣)
- 百人一首『80番』長からむ 心もしらず 黒髪の 乱れてけさは 物をこそ思へ(待賢門院堀河)
- 百人一首『79番』秋風に たなびく雲の たえ間より もれいづる月の 影のさやけさ(左京大夫顕輔)
- 百人一首『78番』淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に 幾夜寝覚めぬ 須磨の関守(源兼昌)
- 百人一首『77番』瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思ふ(崇徳院)
- 百人一首『76番』わたの原 こぎいでてみれば 久方の 雲居にまがふ 沖つ白波(法性寺入道前関白太政大臣)
- 百人一首『75番』契りおきし させもが露を 命にて あはれ今年の 秋もいぬめり(藤原基俊)
- 百人一首『74番』憂かりける 人を初瀬の 山おろしよ はげしかれとは 祈らぬものを(源俊頼朝臣)
- 百人一首『73番』高砂の 尾の上の桜 咲きにけり 外山の霞 たたずもあらなむ(権中納言匡房)
- 百人一首『72番』音に聞く 高師の浜の あだ波は かけじや袖の ぬれもこそすれ(祐子内親王家紀伊)
- 百人一首『71番』夕されば 門田の稲葉 おとづれて 芦のまろやに 秋風ぞ吹く(大納言経信)
- 百人一首『70番』さびしさに 宿を立ち出でて ながむれば いづこもおなじ 秋の夕ぐれ(良暹法師)
- 百人一首『69番』あらし吹く み室の山の もみぢばは 竜田の川の 錦なりけり(能因法師)
- 百人一首『68番』心にも あらでうき世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな(三条院)
- 百人一首『67番』春の夜の 夢ばかりなる 手枕に かひなく立たむ 名こそ惜しけれ(周防内侍)
- 百人一首『66番』もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし(前大僧正行尊)
- 百人一首『65番』うらみわび ほさぬ袖だに あるものを 恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ(相模)
- 百人一首『64番』朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに あらはれわたる 瀬々の網代木(権中納言定頼)
- 百人一首『63番』いまはただ 思ひ絶えなむ とばかりを 人づてならで 言ふよしもがな(左京大夫道雅)
- 百人一首『62番』夜をこめて 鳥のそらねは はかるとも よに逢坂の 関はゆるさじ(清少納言)
- 百人一首『61番』いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に 匂ひぬるかな(伊勢大輔)
- 百人一首『60番』大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみもみず 天の橋立(小式部内侍)
- 百人一首『59番』やすらはで 寝なましものを さ夜ふけて かたぶくまでの 月を見しかな(赤染衛門)
- 百人一首『58番』ありま山 ゐなの笹原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする(大弐三位)
- 百人一首『57番』めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月かな(紫式部)
- 百人一首『56番』あらざらむ この世のほかの 思ひ出に いまひとたびの 逢ふこともがな(和泉式部)
- 百人一首『55番』滝の音は 絶えて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞こえけれ(大納言公任)
- 百人一首『54番』忘れじの ゆく末までは かたければ 今日をかぎりの いのちともがな(儀同三司母)
- 百人一首『53番』なげきつつ ひとりぬる夜の あくるまは いかに久しき ものとかはしる(右大将道綱母)
- 百人一首『52番』明けぬれば 暮るるものとは 知りながら なほ恨めしき 朝ぼらけかな(藤原道信朝臣)
- 百人一首『51番』かくとだに えやは伊吹の さしも草 さしもしらじな 燃ゆる思ひを(藤原実方朝臣)
- 百人一首『50番』君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな(藤原義孝)
- 百人一首『49番』みかきもり 衛士のたく火の 夜はもえて 昼は消えつつ 物をこそ思へ(大中臣能宣)
- 百人一首『48番』風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ くだけて物を 思ふころかな(源重之)
- 百人一首『47番』八重葎 しげれる宿の さびしきに 人こそ見えね 秋は来にけり(恵慶法師)
- 百人一首『46番』由良のとを 渡る舟人 かぢをたえ ゆくへも知らぬ 恋の道かな(曽禰好忠)
- 百人一首『45番』あはれとも いふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな(謙徳公)
- 百人一首『44番』あふことの たえてしなくば なかなかに 人をも身をも 恨みざらまし(中納言朝忠)
- 百人一首『43番』逢ひ見ての のちの心に くらぶれば 昔は物を 思はざりけり(権中納言敦忠)
- 百人一首『42番』ちぎりきな かたみに袖を しぼりつつ 末の松山 波こさじとは(清原元輔)
- 百人一首『41番』恋すてふ 我が名はまだき 立ちにけり 人しれずこそ 思ひそめしか(壬生忠見)
- 百人一首『40番』しのぶれど 色に出でにけり 我が恋は 物や思ふと 人の問ふまで(平兼盛)
- 百人一首『39番』浅茅生の 小野の篠原 しのぶれど あまりてなどか 人の恋しき(参議等)
- 百人一首『38番』忘らるる 身をば思はず 誓ひてし 人の命の 惜しくもあるかな(右近)
- 百人一首『37番』白露に 風の吹きしく 秋の野は つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける(文屋朝康)
- 百人一首『36番』夏の夜は まだ宵ながら あけぬるを 雲のいづこに 月やどるらむ(清原深養父)
- 百人一首『35番』人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香に匂ひける(紀貫之)
- 百人一首『34番』誰をかも 知る人にせむ 高砂の 松も昔の 友ならなくに(藤原興風)
- 百人一首『33番』久方の 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ(紀友則)
- 百人一首『32番』山川に 風のかけたる しがらみは ながれもあへぬ もみぢなりけり(春道列樹)
- 百人一首『31番』朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに 吉野の里に 降れる白雪(坂上是則)
- 百人一首『30番』有明の つれなく見えし 別れより あかつきばかり うきものはなし(壬生忠岑)
- 百人一首『29番』心あてに 折らばや折らむ 初霜の 置きまどはせる 白菊の花(凡河内躬恒)
- 百人一首『28番』山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば(源宗于朝臣)
- 百人一首『27番』みかの原 わきて流るる いづみ川 いつ見きとてか 恋しかるらむ(中納言兼輔)
- 百人一首『26番』小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば いまひとたびの みゆきまたなむ(貞信公)
- 百人一首『25番』名にしおはば 逢坂山の さねかづら 人にしられで 来るよしもがな(三条右大臣)
- 百人一首『24番』このたびは ぬさもとりあへず 手向山 紅葉の錦 神のまにまに(菅原道真)
- 百人一首『23番』月見れば ちぢにものこそ 悲しけれ わが身一つの 秋にはあらねど(大江千里)
- 百人一首『22番』吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を 嵐といふらむ(文屋康秀)
- 百人一首『21番』今来むと 言ひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな(素性法師)
- 百人一首『20番』わびぬれば 今はた同じ 難波なる みをつくしても 逢はむとぞ思ふ(元良親王)
- 百人一首『19番』難波潟 みじかき芦の ふしの間も 逢はでこの世を 過ぐしてよとや
- 百人一首『18番』住の江の 岸による波 よるさへや 夢の通ひ路 人目よくらむ(藤原敏行朝臣)
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- 百人一首『17番』ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは(在原業平朝臣)
- 百人一首『16番』立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる まつとし聞かば 今帰り来む(中納言行平)
- 百人一首『15番』君がため 春の野に出でて 若菜つむ わが衣手に 雪は降りつつ(光孝天皇)
- 百人一首『14番』陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに 乱れそめにし われならなくに(河原左大臣)
- 百人一首『13番』筑波嶺の 峰より落つる みなの川 恋ぞつもりて 淵となりぬる(陽成院)
- 百人一首『12番』天つ風 雲のかよひ路 吹きとぢよ をとめの姿 しばしとどめむ(僧正遍昭)
- 百人一首『11番』わたの原 八十島かけて こぎいでぬと 人には告げよ あまのつり舟(参議篁)
- 百人一首『10番』これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂の関(蝉丸)
- 百人一首『9番』花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに(小野小町)
- 百人一首『8番』わが庵は 都のたつみ しかぞすむ 世をうぢ山と 人はいふなり(喜撰法師)
- 百人一首『7番』天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも(阿倍仲麻呂)
- 百人一首『6番』かささぎの わたせる橋に おく霜の 白きを見れば 夜ぞふけにける(中納言家持)
- 百人一首『5番』奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋は悲しき(猿丸大夫)
- 百人一首『4番』田子の浦に うち出でてみれば 白妙の 富士の高嶺に 雪は降りつつ(山部赤人)
- 百人一首『3番』あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む(柿本人麻呂)
- 百人一首『2番』春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山(持統天皇)
- 百人一首『1番』秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ(天智天皇)
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